建設業許可:とび・土工工事業について ~名古屋の行政書士法人が解説~

建設工事の種類(建設業許可上の名前)及び略号

とび・土工工事業については、「とび・土工・コンクリート工事」という建設工事の種類に分類され、手続き上は「(と)」と表記されます。

 

建設工事の内容(国土交通省告示第1193号 ※平成26年12月25日)

【とび・土工・コンクリート工事】の内容は、

イ.足場の組立て、機械器具・建設資材等の重量物の運搬配置、鉄骨等の組立て等を行う工事

ロ.くい打ち、くい抜き及び場所打ちぐいを行う工事

ハ.土砂等の掘削、盛上げ、締め固め等を行う工事

二.コンクリートにより工作物を築造する工事

ホ.その他基礎的ないしは準備的工事

の5つが挙げられます。

 

建設工事の例示(国土建第170号 ※平成26年12月25日)

【とび・土工・コンクリート工事】の例示として、

 

イ.とび工事、ひき工事、足場等仮設工事、重量物の揚重運搬配置工事、鉄骨組立て工事、コンクリートブロック据付け工事

 

ロ.くい工事、くい打ち工事、くい抜き工事、場所打ちぐい工事

 

ハ.土工事、掘削工事、根切り工事、発破工事、盛土工事

 

二.コンクリート工事、コンクリート打設工事、コンクリート圧送工事、プレストレストコンクリート工事

 

ホ.地すべり防止工事、地盤改良工事、ボーリンググラウト工事、土留め工事、仮締切り工事、吹付け工事、法面保護工事、道路付属物設置工事、屋外広告物設置工事、捨石工事、外構工事、はつり工事、切断穿孔工事、アンカー工事、あと施工アンカー工事、潜水工事

 

が挙げられます。

 

 

 

類似した建設工事の区分の考え方について(※手引き抜粋)

『とび・土工・コンクリート工事』における「コンクリートブロック据付け工事」並びに『石工事』及び『タイル・れんが・ブロツク工事』における「コンクリートブロック積み(張り)工事」間の区分の考え方は以下のとおりである。

 

根固めブロック、消波ブロックの据付け等土木工事において規模の大きいコンクリートブロックの据付けを行う工事、プレキャストコンクリートの柱、梁等の部材の設置工事等が『とび・土工・コンクリート工事』における「コンクリートブロック据付け工事」です。

 

建築物の内外装として擬石等をはり付ける工事や法面処理、又は擁壁としてコンクリートブロックを積み、又ははり付ける工事等が『石工事』における「コンクリートブロック積み(張り)工事」です。コンクリートブロックにより建築物を建設する工事等が『タイル・れんが・ブロツク工事』における「コンクリートブロック積み(張り)工事」であり、エクステリア工事としてこれを行う場合を含みます。


② 『とび・土工・コンクリート工事』における「鉄骨組立工事」と『鋼構造物工事』における「鉄骨工事」との区分の考え方は、鉄骨の製作、加工から組立てまでを一貫して請け負うのが『鋼構造物工事』における「鉄骨工事」であり、既に加工された鉄骨を現場で組立てることのみを請け負うのが『とび・土工・コンクリート工事』における「鉄骨組立工事」です。


③ 「プレストレストコンクリート工事」のうち橋梁等の土木工作物を総合的に建設するプレストレストコンクリート構造物工事は『土木一式工事』に該当します。


④ 「地盤改良工事」とは、薬液注入工事、ウエルポイント工事等各種の地盤の改良を行う工事を総称したものです。


⑤ 『とび・土工・コンクリート工事』における「吹付け工事」とは、「モルタル吹付け工事」及び「種子吹付け工事」を総称したものであり、法面処理等のためにモルタル又は種子を吹付ける工事をいい、建築物に対するモルタル等の吹付けは『左官工事』における「吹付け工事」に該当します。


⑥ 「法面保護工事」とは、法枠の設置等により法面の崩壊を防止する工事です。

 

⑦ 「道路付属物設置工事」には、道路標識やガードレールの設置工事が含まれます。

 

⑧ 『とび・土工・コンクリート工事』における「屋外広告物設置工事」と『鋼構造物工事』における「屋外広告工事」との区分の考え方は、現場で屋外広告物の製作、加工から設置までを一貫して請け負うのが『鋼構造物工事』における「屋外広告工事」であり、それ以外の工事が『とび・土工・コンクリート工事』における「屋外広告物設置工事」です。

 

⑨ トンネル防水工事等の土木系の防水工事は『防水工事』ではなく『とび・土工・コンクリート工事』に該当し、いわゆる建築系の防水工事は『防水工事』に該当します。

 

「専任技術者」の要件(イ)に関する所定学科

一般建設業許可において、技術者資格免許を保有せず、かつ、10年以上の実務経験を有していなくても、次の所定学科を卒業していれば、学校教育法による高等学校若しくは中等教育学校卒業後5年以上、大学若しくは高等専門学校卒業後3年以上の実務経験にて、専任技術者の要件を満たすことが可能となります。

 

【所定学科】

土木工学(農業土木、鉱山土木、森林土木、砂防、治山、緑地又は造園に関する学科を含む。)又は建築学に関する学科

 

とび・土工・コンクリート工事における「専任技術者」の要件を満たすことができる資格

・一級建設機械施工技士

・二級建設機械施工技士(第1種~第6種)

・一級土木施工管理技士

・二級土木施工管理技士(種別:土木・薬液注入)

・一級建築施工管理技士

・二級建築施工管理技士(種別:躯体)

・(技術士試験)建設・総合技術監理(建設)

・(技術士試験)建設「鋼構造及びコンクリート」・総合技術監理(建設「鋼構造及びコンクリート」)

・(技術士試験)農業「農業土木」・総合技術監理(農業・「農業土木」)

・(技術士試験)水産「水産土木」・総合技術監理(水産・「水産土木」)

・(技術士試験)森林「森林土木」・総合技術監理(森林・「森林土木」)

・(職業能力開発促進法「技能検定」※等級区分が2級の場合は要実務経験)型枠施工、ウェルポイント施工(※)、とび・とび工(※)、コンクリート圧送施工(※)

・(民間試験)地すべり防止工事(合格後「土工工事」に関し、1年の実務経験を要する)

・(民間試験)基礎ぐい工事

 

※「特定」建設業許可では、赤字のみが要件を満たすことができます。

 

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