2014年

9月

20日

難しい「相続手続き」トップ5


およそ70種類もある「相続手続き」ですが、簡単な相続手続きと難しい相続手続きがあります。「簡単にできるなら自分でやりたいけど、難しいなら、専門家に依頼したい」とお考えの相続人の方も多いです。


今回は、私がこれまでに経験してきた相続手続きの中でも、「これらは専門家に依頼するべき」と考える難しい手続きトップ5をご紹介致します。


<難しい相続手続きトップ5>

  1. 相続税の申告
  2. 韓国以外の外国国籍の方の相続(渉外相続)
  3. 名義が先代のままになっている不動産の名義変更
  4. 行方不明者がいる場合の相続手続き(不在者財産管理人)
  5. ゴルフ会員権の相続


◇難しいと考える理由

 

(1)相続税の申告

日本の死亡者数(相続件数)の5%未満(2014年現在)しか関係のない相続手続きになりますが、難しいと思う理由は、『10か月』という短い期限にあります。葬儀が終わってから、香典返しなど法要の手配、戸籍の収集などを行っていると、あっというまに2~3か月が経ってしまいます。そこから遺産分割の話し合いをまとめ、相続財産すべてについて相続税法上の評価を行い、相続税額を計算して自ら申告し、相続税の支払いまで済ませないといけません。相続税法の知識が備わっているのであればまだしも、相続人は誰になるかという民法の知識も必要となり、さらには相続税を申告してから忘れたころに「税務調査」が入ることもしばしばあります。税額が100万円以上になることもよくありますから、評価減の特例の適用を漏らしただけで、経済的な損失も大きくなります。早い段階で税理士に依頼(※当事務所では税理士との連携によりワンストップで対応可能です)するのが賢明と言えるでしょう。ご自身で手続きすることはお勧めできません。

 

(2)韓国以外の外国国籍の方の相続(渉外相続)

国際結婚のパターンです。亡くなられた方が韓国国籍の場合は、実はそれほど難しくありません。これは、日本史を紐解けばわかりますが、日本において韓国国籍の方が亡くなるケースは多く、そのためノウハウや事例も豊富だからです。しかし、韓国以外の国際結婚となると一気に複雑になります。

たとえば、「エベレスト」の位置するネパール国籍の方と日本人との国際結婚の場合で、ネパール国籍の方が亡くなると、まず第一にネパールでの相続関連法規を調べなくてはなりません。当然、日本語で法律が書かれているわけがありませんから、まずは条文の翻訳から始まります。

翻訳業者に依頼したり、在日本領事館の協力を得たりするため、専門家費用も膨れ上がります。対応できる専門家も多くないことから、とても困難な相続手続きと考えられます。

 

(3)名義が先代のままになっている不動産の名義変更

これは実は件数としては少なくなく、結構あることです。今このブログをご覧になっている皆様も、もしかしたら自宅の名義が亡くなった方のままである方もいらっしゃるのではないでしょうか?

名義が先代名義(代々引き継いだ土地で、名義が3世代前から変わっていないケースなど)の場合、そこからの相続手続きを行うことになります。単に名義を変えていないだけで、(家督制度ではなく)遺産分割協議は整っていて書類も残っていた場合であれば、それほど問題ないのですが、遺産分割協議を行った形跡もない場合は、相続人の数も膨大になり困難になります。その場合の多くは、相続人確定作業だけでも大変ですので、早めに専門家の力を借りることがよいでしょう。

 

(4)行方不明者がいる場合の相続手続き(不在者財産管理人)

さて、ここま来ると難易度は下がりますが、それでもやはり専門家の手を借りずに解決することはかなり難しいでしょう。行方不明者とは、生死の確認ができず、どこにいるのか所在不明である方のことですが、実は結構な件数があります。基本的な調査方法は戸籍や住民票からになりますが、「不在者」に関しては法制度もしっかりしており、相続手続き上の不明点はほぼありませんが、「遺産分割協議」に制約が生まれること、家庭裁判所への「不在者財産管理人」の選任申し立てに時間がかかることなど、費用も高くなり、難しい相続手続きとなります。

(実務では、行方不明者よりもやっかいなのは、相続手続きに“不協力”な相続人がいる場合です。揉めるわけでもなく、何かを主張するわけでもなく、とにかく“不協力”な場合です。)

 

(5)ゴルフ会員権の相続

専門家のいない一般的な相続手続きの中では、最も難しい相続手続きだと思います。この手続きが難しい理由は、手続きのために訪問が求められることが多いうえ、「ゴルフ場が遠い」という距離的な理由もあります。さらには、株券がない場合の手続きが認められなかったり、相続であるにも関わらず多額の手数料を請求されるケースがあるなど、金融機関などの手続きと比較しても特殊な点が多いので注意が必要です。

 

 

 

◇相続手続きに強い行政書士法人エベレストなら、すべて対応可能!

 

以上、難しい相続手続きを5つご紹介させていただきました。これらはどれも『早めに専門家に依頼するべき』相続手続きになります。当事務所では、税理士や司法書士とのネットワークはもちろん、お墓の改葬手続きや墓石業者のご紹介、相続した不動産の売却支援サービス等を行っております。ぜひ当事務所を「相続手続きの相談窓口」としてご利用くださいませ。 ⇒お問合せ(mail) 

 

 

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