「売上台帳」とは、その名の通り「売上」について記録されている帳簿のことを差します。新型コロナウイルス感染症に関連する経済支援策のうち、事業復活支援金等の申請において必要であることが多くなっております。この「売上台帳」には、法律上の様式や雛形・
テンプレートがあるわけではありませんが、一般的な「売上台帳」には、
①「いつ」売上げたか
②「何を」売ったのか
③「いくらで」売れたのか
の3点を記載し、わかりやすいように月ごとにまとめたものを「売上台帳」と呼びます。なお、会計ソフトを使用している人は、会計ソフト上から月別の売上実績を抽出して確認することが出来るので、「売上台帳」が何かについては、特に意識することはないでしょう。
以下のボタンより、「事業復活支援金」の公式サイトへ移行可能です。先の詳細資料の最新版は、以下のリンク先よりご確認願います。
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売上台帳に関する説明として、「持続化給付金」の申請に関する申請要領では、以下のとおり、説明されています。
対象月の事業収入額がわかる売上台帳等を提出してください。フォーマットの指定はありませんので、経理ソフト等から抽出したデータ、エクセルデータ、手書きの売上帳などでも構いません。
書類の名称が「売上台帳」でなくても構いません。ただし、提出するデータが対象月の事業収入であることを確認できる資料を提出してください。(2020年●月と明確に記載されている等)
■ 売上台帳として確認できる書類について
■ データの保存形式について
左図が、持続化給付金申請ホームページにて公開されている「売上台帳」のイメージ図です。本ブログでは、この画像を参考に、Excelシートを作成し、以下から無料でダウンロードが可能なようにしました。持続化給付金の申請で躓いてしまう事業者の方の支援になれば幸いです。
なお、持続化給付金制度自体については、以下のブログ記事をご参照ください。
※家賃支援給付金、持続化給付金で使用したフォーマットと同じとなります。計算ミス防止のため、「Excel」データを推奨しています。「Word」データでは金額の合計額について、手計算を要するためです。
売上台帳の作成について、本来発生している売上を故意に計上しなかったり、特定の月へ前倒し計上、繰り延べ計上して要件を恣意的に満たそうとすることは、「不正受給」となり得ます。「不正受給」になると、どういったペナルティがあるかについては、以下のブログ記事を参考にどうぞ。
→【持続化給付金】不正受給するとどうなる?返還義務と刑事罰とは?
売上台帳を作成する上で、役務(サービス)の提供に係る収益の計上時期については、特に注意が必要です。以下の国税庁ホームページを参考に、もし難しければ「顧問の税理士」にご相談ください。